Jupiter A3

全体的に丸みを帯びた形状と落ち着いた色調で、一見するとラミネーターとは気づかないようなスタイリッシュな外観です。
電源スイッチは背面にありますが、それ以外の操作系は前面にまとめられています。

投入口は段差になっており、差し込みやすくなっています。
本体の奥行があるためか、後方の排出トレーはありません。フィルムが完全に排出される前に持ち上げたり折り曲げたりすると、曲がりクセが付いてしまう可能性があります。

このラミネーターの最大の特長は、カバーが開くことです。詰まったフィルムを取り除いたり、ローラーの清掃ができることです。
カバーを開ける際はまず本体の「オープンボタン」を押します。するとクーリングファンが作動し、本体内部の温度を下げます。温度が下がるとブザーとランプで知らせてくれます。使用中のラミネーターの内部は熱いため、万が一のやけどを防ぐとても親切な設計です。本体両側のボタンと同時に押すとカバーが開き、さらに内部のレバーを外すと駆動部分も持ち上げることができます。

カバーを開ける際は両側のボタンを同時に押さないと開かない設計です。使用中は内部が熱いため誤って片側のボタンを触っても開かない安全仕様です。

操作ボタンとランプは前面に中央にまとめられています。
ボタンは両側にあり、左からスタンバイボタン、オープンボタン、選択ボタンと真ん中に決定ボタン、リバースボタンとなっています。
ボタンの間には各種ランプがあり、フィルム厚さランプ、レディーランプ、オープンランプが並んでいます。
このラミネーターに温度設定はなく、フィルムの厚さを選ぶと最適な温度に設定される方式です。フィルム厚さはコールド・80・100・125・175ミクロンが選択できます。（150ミクロンがありませんが、125または175ミクロンのいずれかでの使用になります）